こんにちは、初めまして。ご近所イノベータ養成講座第9期受講生のみわちゃんです。
現在大学3年生、夏休みに芝の家に来場したことがきっかけで講座を受講し、芝の家や芝地区に関わるようになりました。
私は仲間の方4人でプロジェクト「まちのプロフェッショナル」を立ち上げ、先日11/28に芝の家で試験的な会を開催いたしました。今日はその報告をします。
11月最後の日曜日の午後、芝の家の来場者(ご近所さん)であるSさんをゲストに、「まちのプロフェッショナル」メンバーで大学生の2人が色々な質問をさせていただきました。芝の家には大学生を中心に、若い世代の人たちが10人ほどが集まりました。
私たちは、知恵を分かち合ってくれる人を「まちのプロフェッショナル」と呼んでみることにしました。
芝の家でSさんに出会い、ぜひこの方にいろいろ教わってみたい、もっとお話を伺いたいと思いました。それではSさんのお話をご紹介し、感じたことを記していきますね。
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「なんでもやってみる。飽き性だから飽きる前に自分のものにして、できることをぐんぐん増やしていく。なぜならその方が楽しいから。」
彼女は地域のまさにプロフェッショナルで、料理や美容など幅広い知識を持って私たちに惜しみなく共有してくださる人です。それだけ様々なことができるのには、興味を持ったことにはなんでも挑戦して、自分のものにしようとする貪欲な姿勢が根底にあることを知りました。
新米美容師だった時から日々の目標を明確にして、「これができるようになった、だから次はこれをしよう」と自分をどんどんアップデートしていく姿勢を持っており、それは今もなお彼女の大きなパワーになっているとお話を聞きながら感じました。
そんな話の中で「今の若い子はもっとハングリー精神を持って欲しい」というお話も。私は就活のセミナーの中でそんな話を何度も耳にしたことがありますが、今回まちのプロフェッショナルに言っていただいたこの言葉はその何よりもじんわり私に沁みてきました(笑)責められているわけではなくて、心からのエールが感じられるからこそ伝わってきたのだと思います。
一時間半話が尽きることはありませんでしたが、その中で特に忘れたくない言葉がありました。それは
「苦しい時は甘えていい。甘えられるから挑戦できる。甘えた分はその人に返す。難しければどこかで誰かに返す。そうして恩は巡っていく。」
ということです。
彼女はたくさんの人に支えられて今の自分があると何度もおっしゃっていました。「受けた恩をこうして地域の外孫、外娘たちに返している」と。また、「自分がそうして欲しかったと思っていることをしてあげている」とも。恩の継承者でありながら、巡っていく恩のスタート地点にもなろうとしているまちのプロフェッショナルのことを本当に素敵だと思いましたし、私の中で今まで直接的だった「恩」というものが大きな流れの中にあることを今回彼女の人生のお話を聞くことによって、初めて実感できました。
私は今まで、恩を受けている状態がなんとなく気まずくて申し訳ないと感じていました。しかし今日、「ああ。私も焦って返そうとしなくていいんだな。甘えて、甘えっぱなしでもよくて、逆にいつか返せるように今存分に甘えることが大切なんだな。」と思い直すことができました。これは私の価値観、今後の生き方において大きな変化だと思っています。
まちのプロフェッショナルの知識や得意なことだけではなくて、人生・価値観の共有があるから沁みてくる言葉があり、それは私たちの価値観に大きな影響を与えるのだと今回#0の実施で気づきました。「まち」で顔が見える関係の中で話をするから生まれる話があり、プロフェッショナルが輝き、次のプロフェッショナルにつながって行きます。
「プロフェッショナル」という言葉に身構える必要はありません。ちょっと人より楽にできること、自分にとって当たり前のことを共有する人がまちのプロフェッショナルであり、誰でもなれるものです。
ぜひ皆さんも、その得意を、経験を、生き方を、教えてくれませんか。
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