昨秋いろはにほへっと芝まつりをきっかけに始動した芝の家界隈オリジナル地図作りプロジェクト。芝の家のあるまちを改めて知る機会になり、2月もスタッフ&来場の方とで楽しくまち歩きをしてきました。
メンバーのおぎちゃんより、2月のレポートが届きました。どうぞゆっくりお読みいただければ幸いです。
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1月に引き続き、メモを片手にベースの白地図作りのために、まちを歩きました。有り難いことに、まち歩きの日はいつも晴天に恵まれています。みんなで連れだってのんびり出掛けました。
「あれ~? ここは何のお店だろう?」
と思って覗くと、発達支援玩具を扱う会社の事務所でした。展示品は興味を引くおもちゃばかり。一緒に参加した小さな女の子と面白い転がり方をするボールを転がしたりしました。気に入った玩具を一つ購入していこうと思ったのですが、当事務所では販売はしておりませんとのこと、残念でした。
まち歩きをするということは、新しい世界に出会うということでもありますね。実は、訪れたときは、「発達支援玩具」という言葉を知りませんでした。発達支援玩具とは、年齢や発達度合いに応じ、成長に必要な刺激を与えるもので、もともとは療育や保育の現場で活用されてきたのだそうです。同じ港区あるクレヨンハウスのおもちゃ売り場には置いてあるということなので、今度お財布を持って出掛けようかなと思います。
新しい世界に出会うということでは、江戸時代に薩摩藩屋敷が芝の家の近くにあったというものその一つ。芝の家に関わるようになってから、そのことは聞いていたのですが、ここは歴史のあるまちだったのだなとあらためて思いました。電気通りのちぃばす芝5丁目バス停前には、「薩摩藩屋敷跡」というちょっとモダンな碑がありました。設置されたのは1991年で、「西郷吉之助書」とありましたが、西郷隆盛の孫に当たる人(1906年生-1997年没)の筆だそうです。
さらに、三井住友信託銀行とホテルセレスティン東京芝の間にある「芝さつまの道」と書かれた歴史の説明板もありました。かの篤姫も2年近くここに暮らしたそうです。
まち歩きの途中で、常連の来場者さんたちとお会いしてお喋りの花を咲かせたり、個人宅の裏の夏蜜柑や金柑の木を見上げて収穫のお手伝いをしたときのお話を聞いたり、平日の昼間に都会のまちを歩くいいものだと感じました。今度このお店にお昼を食べに来よう、と目星を付けたお店も数多くできました。
1月からの3回のまち歩きでほぼ芝の家の近隣をすべて回ったので、3回目の午後の部では、実際のベースとなる白地図に何を載せるかの相談に入りました。これまでのまち歩きで沢山の情報が書き込まれた3枚のメモ用白地図を前に、意見を交換しました。
範囲内にある2つのバス停は、初めて芝の家を訪れる方たちのためにも必須。それから、北四国町会館と芝地区高齢者相談センターはこの地域では軸になる施設なのでもちろん入れます。
「四つ角にあるクリーニング店を入れましょうか?」
「この角にある酒屋さんも入れますか?」
最初のうちは、白地図を使って歩く人のために曲がり角の目印になる建物を記入していたのですが、話し合ううちに「今回まち歩きして、これは入れたい!と思ったところを曲がり角に限らず入れた方が、興味を引くベースの白地図になるんじゃないかしら?」と傾き、古い製本所や新たに発見した駐健保会館なども入れていきました。
3月は、
9日(火)・23日(火)11:30~15:30
に予定しています。
記入する建物などをさらに精査したのち、それらを手分けしてイラストに描く作業を行う予定です。これまでのまち歩きに参加されなかった方はもちろん、普段はイラストなんか描いたこともないという方も大歓迎です。写真やサンプルのイラストなども用意しますので、気軽に参加していただけたらと思います。
4月以降は、本格的なまち歩きに参加して下さる方が押して楽しめるスタンプ(お花、ベンチ、動物などのアイコン)を作ろうという計画も持ち上がっています。
まち歩きのプロジェクトにさらに多くの方が集ってくださるのをお待ちしています。
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