木曜日、スタッフたまきさんがいらっしゃると、たくさんの食材をお料理し、おすそ分けくださって、めいめいに集まった皆もお呼ばれして、美味しいお野菜などをいただきます。「毎週開催する!」ように決まった活動ではないですが、「これはどんな風に作ってらっしゃるの?」「お家でつくってみたんです」と、下記のメニューを読みながら、食卓の会話に花が咲きます。
かわりのお礼のおすそ分けで、おやつや、フルーツ、食材を持って来てくださる来場者さんも。使用する山椒の実を皆で選り分けたり小さくしたり、などのお手伝いをするときもあり、食を中心に集まる時間になっています。
たまきさんからのお便りをお届けします。お写真は、来場者さんがとってくださいました。
2019年10月10日たまきランチちゃぶ台日誌
群馬で竹林のお世話をしていらして、冷凍筍をプレゼントしてくださっていた佐々木さんご夫妻が、今回も筍を持参してくださいました。
今回はご主人だけでしたが、竹林の写真を拝見しながらランチをご一緒にできました。
【メニュー内容、食材のいただきものなど】 ( )内は食材の品目数
- 鶏・豚ひき肉の昆布ロール巻き(5品目)
- 春雨のマリネ(8品目)
- 切り干し大根のはりはり漬け(4品目)
- アスパラ菜のおひたし(2品目)
- 京とろろ麩の卵とじ(5品目)
- 大根葉と油揚げの煮びたし(2品目)
- 里芋・ごぼう・こんにゃく煮梅昆布茶風味(6品目)
- 小茄子の煮びたし(1品目)
★食材などのいただきもの
①の塩蔵昆布は涼子さんから、②の春雨と③の切り干し大根は川崎さんから、⑤の京ととろ麩は良子さんから、④のアスパラ菜、⑥の大根葉、⑦の里芋は日光の農家・大房さんからのいただきもの。野菜、とくに葉物は高くてなかなか手がでないので、大感謝です。アスパラ菜は、今が旬だそうです。
宮嶋さんからトマト、阪口さんからカレー風味コロッケと胡瓜の冬瓜風あんかけのお裾分けが。なお、おやつタイムには、濃いめの狭山茶で、栗らくがん、おせんべい、クッキー、パンアップルなどを持参いただいての、いつものまったりタイムも展開。幸せな1日に明け暮れました。
【つくり方、印象・感想など】
塩蔵昆布はたっぷりの水につけて塩抜きし、熱湯で茹でて、20センチほどにカットしておく(4枚程度)。ゆで汁は塩分がなければ、出し汁として取り置き。人参1本半、玉ねぎ中1個程度をみじん切りにして、鶏・豚ひき肉と卵2個、小麦粉を合わせて練りこみ、昆布に敷き詰めて巻き、楊枝で2か所を止めて酒・砂糖・醤油・みりんで30分ほど煮込んで7,8ミリ程度にカットして、レタスなどを添えていただく。味付けは、薄味から調整すること。
鶏と豚の合い挽きにしてコクを出してみました。また、玉ねぎと人参のみじん切りを加えて柔らか風味を心掛けました。もちろん、生秋鮭や身欠きニシンを巻いても味わいがあります。また、塩蔵昆布を1・5センチ程度にカットして、佃煮風にしても重宝です。ひき肉巻はひと手間かかりますが、シニアから子どもまで、食べ応えのある1品だと思います。
★全体的印象、感想など
「塩蔵昆布は買い求めたけれど、どう処理していいのか分からなくて環さんに。でも目からうろこでした。いろいろ使い方があるのですね」とママ。「私たちシニアには優しいいい味」とお馴染みさん。「びっくりした今日の1品」とスタッフも。「そんなに大騒ぎするほどではないけれど、料理はひと手間が大切。これならお弁当のおかずにもいけるしね」と、そんな会話が飛び交いました。あまり、甘辛煮しないほうがいいのかもしれません。
また、④アスパラ菜のおひたしは、鰹節をかけたのとタルタルソースでいただくのと2種用意したのですが「この葉物の高い時期の濃い緑は、宝石に勝る」「タルタルソースもいいね」と大絶賛。⑥の大根葉の煮びたしも、「スーパーでは手に入らない1品、薄味だけれどしっかり味が!」との声も。
へー、意外と思ったのは⑧の小茄子の煮びたし。「茄子の皮目に隠し包丁を入れるんですね。白いほうに入れるのかと思っていた。勉強になった」とのママたちの言葉。ま、料理方法一つで、いろいろ会話と笑顔が飛び交うのも、この疑似家族の食の効果かもしれません。毎度ながら、幸せ時のひとコマでした。
今回の初参加者は1名。
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