年が開けてから最初の木曜日、スタッフも訪れた人たちも最初の挨拶は「あけましておめでとう」ではじまりました。2週間振りにみなさんの元気な様子が見られて、ほっとしました。
また、以前は芝の家の前をお散歩コースにしてくださっていた方がとても久しぶりに通りかかり、再会をよろこぶ場面もありました。
メールや電話ではつながっていないけれど、芝の家で会う人、会いたい人、会えないと元気かなーと思う人、、、このゆるやかなつながりが、ほんのりと日常を豊かにしてくれているのかもと感じた冬休み開けの芝の家でした。
さて、たまきランチを環さんからご紹介してもらいましょう〜。今日のテーマは「小正月」!
お料理写真は、うさぎさんです。
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【メニュー内容・食材提供やお裾分けなど】
①黄金松前数の子漬け(★函館から毎年取り寄せの1品)
②きのこ7、8種類のおろし合え(★信州からの土産)
③ワカサギのから揚げ塩味(★信州からの土産)
④鶏肉の和風ロール巻
⑤紅白蒲鉾(クリームチーズとわさび漬けを挟んで)
⑥芋ガラの煮物(★妹の手づくり・乾燥したものを煮物に)
⑦カリフラワー・キンカンとミニトマトの甘酢づけ(★カリフラワーは畑好きの妹から)
⑧柿なます(今回は干し柿を使用)(★干し柿は、従兄の嫁さんの手づくり)
●お裾分け
宮嶋さんからトマトを。
(おやつは、良子さんからリンゴ、安孫子さんから甘納豆、キャサリンから人形焼、まいこさんからラスクと盛りだくさん。環から抹茶入り玄米茶と共に、豊かで賑やかに)。
【つくり方・印象・感想など】
④鶏肉の和風ロール巻(中身は、海苔、人参、青ネギ)
鶏もも肉2枚を厚みのある部分をひらいて平らにして塩麹少量で一晩おく。鶏肉1枚につき、人参は5ミリ厚さの細切りで、鶏肉の幅分に2,3本程度を軽く茹でておき、青ネギは2,3本を鶏の幅分に、海苔は1枚程度を用意。鶏肉に軽く小麦粉をまぶして、海苔・人参・ネギをおき、タコ糸で巻いて、サラダ油でしっかり焦げ目をつけたあと、砂糖・醤油各大匙5,6杯、酒大匙3程度を混ぜあわせてじっくり煮詰める。食べる時に残った甘辛だれをかけ、好みで七味唐辛子を。
★タコ糸で巻くなど、少し面倒ではあるが、仕上がりは品のいいハム風の一品に。
●「切って炒めるだけでも大変なのに、何でこんなことができるの?」「だって、一応、小正月風と銘打ったんだもの」なんて応答も。「やわらかくておいしい」「見た目も素敵」と皆さん口々に。少し手間暇はかかるけど、ま、そこそこいけるはずですよ。塩麹は鶏肉のパサつき感をなくすため少量で、たれは甘辛にすれば多分失敗はないはず。中身は、インゲンなどでも彩次第に。
♥料理全般の印象・感想など
「わっ、トマトの皮をむいてあるぅ~」「芋がら食べたの初めて。つるってあるのですか。何?どこのこと?」「芋ガラって、かたくて嫌という印象しかなかったのに、こんなに柔らかくておいしいんだ!」「蒲鉾もチーズを挟むと、一味違う」「カリフラワーはぼそぼそして好きではなかったけど、キンカンとミニトマトがいい味わい。これならいける」と皆さん、あれこれに。「柿なますの干し柿は、きったあと何か工夫が?」なんて質問も。
⑦茹でたカリフラワーの味付けは、
カンタン酢のみ。少し甘味が欲しければ砂糖少量を。キンカンの代わりにレモンでもその時々の果物でもいいと思う。茹でて酢づけで、日持ちもします。
⑧の柿なますは、
大根と人参の3倍酢に干し柿のみじん切りを混ぜて一晩置いてかき混ぜるだけ。これも日持ちがします。
★私の料理は日持ちが前提。皆さん、本当に「おなか一杯」と、おやつ時も含めて楽しんでいただいたようで、幸せな1日でした。
↑にぎやかな写真を撮りたかったのに、ぼやぼや写真に。。。
【みなさまにお願い!】
初めての方も大歓迎ですが、たまきランチへお友達をお誘いいただく際、環ランチのコンセプトと約束事の趣旨をきちんとお伝えしていただけるとうれしいです。
昨年「ここはランチがただで食べられるんですよね」と見えたか方がおられたようです。食事代はもちろん無料ですが、「ちょっと違うかな」という違和感を、お馴染みさんやスタッフがもったことがありました。また、「ご飯だけ買ってきてください」とお願いしても、「朝遅かったから大丈夫、ご飯はいりません」と言いつつ、ばくばくと自身のおなかを満たす方をお見受けしたこともあったりしました。どなたでもご参加いただけますが、どうぞ、「皆さん、分かち合って家族のように」。それを願ってのたまきランチです。
今年もよろしくお願いいたします。
【たまきランチのコンセプト】
「食は大切、食を通してみんな大家族」、そんな願いを込めてお届けするひと時の幸せ。私自身メニューを考えるゆとりのある幸せ、工夫してつくる幸せ、初めての方もおなじみの方も一緒にテーブルを囲んで笑顔でいただくことの幸せ・喜び。ましてや「おいしい」といっていただけることの幸せを感じるからこその、私自身の食への挑戦。だから、食材費は私の個人負担。
★毎回約10人分8品目程度。
【たまきランチの約束事】
自分のご飯だけ(おにぎりまたは白いご飯)は持参すること。持参もせずその場のバランスも考えずに、好きなものだけ大量にとって、自身のおなかを満たす方は、ご遠慮下さい。その場一時にしても仮想にしても、大家族での食事なのだから。
環
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これを読んで気になったあなたも、お弁当を持って、ふらっと芝の家に遊びに来ませんか?
運が良ければ、たまきランチに出会えるかも!!!
芝の家は、食堂のように食事を提供する場所ではありません。
食べ物が登場する時は、「持ち寄り」「おすそわけ」「みんなで作る」。
たまきランチは、とっても豪華だけれど環さんの「おすそわけ」。
作って食べてもらうのがうれしいという気持ちと、食べる人のうれしい気持ち(おいしい、みんなで食べると楽しいなどなど)がちゃぶ台を囲んで交差するとよいなぁと思っています。
もちろん、マイペースにご自分のお弁当を食べたい方はそのようにしていただけますよ。
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