日差しの暖かい冬の日曜日に、昆虫クラブが開催されました。
この日のテーマは「冬越しの昆虫たち」ということで、
多田さんが、エンマコオロギ、オオカマキリ、コカマキリ、ナナフシ、ショウリョウバッタの卵を持ってきてくれました。
冬も、成虫の姿で過ごす昆虫はいるそうですが、外と室内の温度差が激しくて捕まえてきても死んでしまうことが多いそうです。
そのため、成虫の様子は、映像で見ました。
でも、子どもたちには、ちょっと物足りなかったようで、小学生の男の子は、昆虫ときくやいなや「昆虫取りに行こう!」と外に行ってしまいました。(すぐ戻ってきたけれど)
昆虫の卵は、それぞれいろんな形が。もわもわした泡のようなものに包まれているものや、コロコロとフンのようなもの。
これがかえると、ちーいちゃい赤ちゃんがもじゃもじゃ〜と生まれてくるのかと思うと不思議です。
ナナフシの卵は、黒くてゴマ粒のようで見つけるのは大変!
今回、多田さんはナナフシの幼虫を群馬県桐生市にあるぐんま昆虫の森でもらってきて、自宅で成虫まで育て、自宅で産んだ卵を持ってきてくれました。
ここで注意しなくてはならないのは、この卵や幼虫、成虫をこの周辺に離さないこと。ちゃんと、もともと卵が生まれた場所に返さなくてはいけません。
小さい昆虫でも、生息場所以外に運んでしまうことは、その場所の生態系を壊してしまうことになるのだということ。群馬と東京なんてそんなに遠くないし、大丈夫そう、、と思ってしまいましたが、気をつけなければいけません。
昆虫を飼うことは楽しいけれど、生態系を考えることも大切ですね。
今回は、企画者多田さんの昆虫好きの息子さんも一緒にやってきて、黒板を描いたりしてくれました。
最後のスタッフふりかえりでは、「やっぱり部屋の中は飽きちゃうかも」「外の方がいいんじゃない」と子ども目線の貴重な意見もくれました。
やっぱり、昆虫の映像や展示を見たら、実際に捕まえたくなるよね!!
公園で散策かな?多田さんのフィールドである八王子にみんなで遠足に行くのもいいね!と次回へのアイディアがたくさん出ましたよ。
興味を持たれたあなたも、ぜひ昆虫クラブに入ってくださいね!
また、近所の昆虫博士を知っていたらぜひご紹介ください。
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