遡ること2ヶ月、3月6日のお話になりますが、映画『いただきます みそを つくる こどもたち』の上映会&トークイベントのご報告です。
映画の舞台は福岡市にある高取保育園。
ここでは西福江園長のもと、教育の根本として、人の体をつくる大事な食事を「食育」という概念が一般的ではなかった時代から一貫して大切にとらえ、玄米和食を中心とした給食を実践してこられました。その視座は、狭く保育園の中・親子の中だけでなく、広く地域全体を含んだ想いであることが、映画の中の西園長の言葉や姿から伝わってきました。
「こどもを育て、親と歩み、地域を変えていく」
高取保育園 前園長西福江さんの言葉
5歳の園児たちが毎月100 キロ、園の皆が食べる味噌を仕込んでいます。日々のこどもたちの様子を1年間にわたって取材した中から生まれた映像作品、「食べること」「生きること」「自然の力」を改めて考え直すきっかけをくれる内容でした。
3/6の上映会では、お味噌汁(お味噌は新潟の休耕田で育った無肥料・無農薬の大豆で作られたもの)も用意して、味わっていただきました。
また、上映だけだなく上映後に監督のお話を伺ったり、参加者同士での感想の共有をする対話し、交流の時間を持ちました。
参加者は、小さなお子さんを育てている真っ最中の方や、保育園や高齢者施設にお勤めの方、娘さんが保育の仕事をしていてご自身も食育への関心が高い方、近所にお住いやお勤めのミドル〜シニアの方々、近隣の子育て支援施設の施設長さんなどなど、鑑賞後それぞれが熱く語り合う時間が印象的でした。
近隣の子育て支援施設Pokke施設長さんからのお話もみなさんで伺いました。食の大切さを長年の子どものお仕事の中で大切されてきた想いに触れ、印象的でした。
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今回の上映会は、ご近所イノベータ養成講座修了生が3人集まって企画。ご近所ラボ新橋と芝の家の両方で上映会を開催しました。
http://gokinjo-i.jp/report_170305itadakimasu/
この上映会を機に「まめラボ」とチーム名をつけ、今後も「豆」をきっかけに、「食」にまつわる想いや思い出を持ち寄ってお話をするような、そんな場をときどき開いていこうと計画中です。
次回は、ご近所ラボ新橋にて、2017年6月1日(木)11時〜16時にコミュニティラウンジを開いています。どなたでも気軽にどうぞ。「オープンラボウィーク2017」というご近所ラボ新橋のことを紹介する期間での開催になります。お豆をことこと煮ながら、ゆっくりお話できれば、と3人でお豆にまつわる本などと共にお待ちしております。
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映画『いただきます』は自主上映会を通じて多くの方にメッセージを伝えていくべく、上映の機会をさがしています。もしよろしければあなたの町で、お店で、学校で上映をしませんか。映画の背景や、自主上映会詳細は、こちらからどうぞ。
http://itadakimasu-miso.jp/takatori.html
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