2016年も残り僅かとなってまいりました。先日10日の土曜日に開催した「年忘れ落語会」のご報告をば!6人の演者の方がそれぞれに渾身の落語を披露され、観客の私たちは大いに笑って、本当に幸せな気持ちになりました。
「誰だって笑うの好きじゃない、みんなを笑わせるってすごいことじゃない。」とお当番スタッフのまりまりさんが、ふりかえりの時間にしみじみと口にしてくれた一言も心に残りました。
笑顔!観客の皆さん
1番手は、遊々亭女遊さんによる『マキシム・ド・のんべえ』。新作落語をもって場を温める役を務めてくださった慶應義塾大学3年生の野村さんです。途中大ピンチ!な場面も訪れましたが、それによってかえって観客と一体感が生まれたのでは!!との評も、トップバッター役をありがとうございました!!
2番手は昨年度も登壇してくださった、やま家明太子さんは『饅頭こわい』。子どもも大人も親しみやすい演目ですっかり場を和ませてくださいました。田中さん、さすが4年生という安定感のある落語を披露してくださいました。
前半の最後はこの落語会が始まるきっかけをつくってくださった近所にお勤めの白木家つぼ八さんによる『高田馬場』。相変わらずの本物の噺家さんのような福原さんの佇まいとお話口調、とにかく引き込まれてしまいます。
仲入り(休憩)ではお抹茶とお土産で頂いた羊羹を振る舞いました。来場者のコウコさんと共に、全部で30碗近くのお茶を点てることができました。続いて笑いの渦が加速していった後半にも、3名の演者が登場。
慶應義塾大学落語研究会1年生賀茂さんはこの9月にデビューしたばかり。丸米亭三十助゛さんとして『時そば』を披露。身振り手振りもユニークですっかり楽しませてもらいました。
その後昨年度から引き続いての、小石亭いるかさんこと又村さんによる『真田小僧』。コミカルなお話を可愛らしく、表情豊かに演じられて、おばあちゃんたちが目を細めて笑っていました。
今年のトリは、第1回目から白木家つぼ八さんと共にこの、芝の家・年忘れ演芸会を作ってきてくれた、三留亭¥生(元・遊々亭女遊)さんによる『2番煎じ』。中川さん、冬らしいお噺をこの日のために練習・初披露!江戸時代の町衆が交代で「火の用心」と町内を回ります。そんな自警活動の夜を舞台にしたお話でした。芝の家のある北四国町会の夜警を彷彿とさせるお話でした。
さて、当日入り口には藍染布の暖簾が。この秋に開催した24時間トークカフェでご縁のできた福岡県福津市津屋崎町の「藍の家」柴田さんが、「芝の家にとっても似合っていたから24時間トークカフェの記念に差し上げたい!」と送ってくださったもの。これからもちょっと特別な日などに掛けていきたいと思っています。
といった感じに1時半〜4時半まで、明るい笑顔に溢れた芝の家を作ってくださった6人+大勢の皆様、ありがとうございました!また来年もお会いできたら嬉しいです!
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