つづいて、午後の「体験/制作編」。
午前中に親しみや興味がわいた漆喰で、いよいよ自分の木枠をもらって思い思いの「壁」を作ります。
壁を装飾する自然の素材、細かな貝殻や石。
職人さんに、漆喰の土台を塗って頂き、作り始めると、集中して会話が少なくなりました。大人も子どもも夢中になれる素材でした。
埋めてみたいもの持って来たり、デザイン画を描いて来た子どももいました。
ちりばめ具合が絶妙!年長の男の子の作品。
小さなパネルもありました。2年生の女の子の作品。
小さな子どものお母さん、お食い初めの思い出の石を埋め込みました。
最後は庭園美術館の天野さん(企画者)がリードして、作品の講評タイム。
小学校4年生の男の子、職人さんから「大きな石をたくさん、よく上手く埋められたね」との講評があり少し照れています。
皆の作品を観て、いろいろな工夫を感心したり笑ったり、楽しい時間もそろそろ終わりです。
最後に、参加の皆さんの作品を集めたパネルも出来上がりました。
参加者の皆さんからは、これから「壁」を見る目が変わるな、という感想も聞かれました。今秋に庭園美術館がリニューアルオープンをしたらぜひお出かけください。かつての日本の貴重な左官技術による「壁」をじっくり眺めてみてくださいね。そしてまた芝の家へも遊びに来てください。
最後になりましたが、今回の企画をご提案下さった東京都庭園美術館の皆様、貴重な機会を作ってくださった左官職人の皆様、伝統技法研究会の皆様、本当にありがとうございました。
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