今日は、少しデザイン系の話を。芝の家のキーカラーは、デザイナーの水内さんからの提案で「いろいろなみどり」になっています。
通常、企業などのアイデンティティを表すコーポレートカラーは、かなり厳密に色味が指定されています。カタログや広告などをつくるにあたっても、だいたい同じような色であればOKというわけではなく、データ作成や色校正の段階でしっかり管理されています。たとえば、AUのオレンジや全日空のブルーがその企業っぽく見えるのは、明確にその企業の色味が決まっているためです。ひとつの色が、ひとつの企業イメージをつくっている、ということでもあります。
芝の家の場合は、これとはまったく逆で、キーカラーをひとつの色に決めるのではなく、「みどり」だったら何でもOK、という非常にユルいルール(?)になっています。
このユルさを活かして、スタッフの名刺は、ひとりひとりが自分の「みどり」を選べるようなデザインにしてみました。全員が異なった色の名刺です。なかには、みどりというより、黄色や水色と呼びたくなる色もありますが、本人が「みどり」と思うのであれば仕方ありません(笑)。
芝の家のアイデンティティに個人があわせるのではなくて、ひとりひとりが固有の「みどり」を持ってもらう。その集合が芝の家の色をつくる、という、とても芝の家っぽい名刺になったでは、と思っています。そのうち、「ウエボグリーン」とか「いそ緑」とか「べべ色」とか、色をスタッフの名前で呼ぶようになるかもしれません。
ぜひ、スタッフひとりひとりと、名刺を交換してみてください。
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